骨盤矯正（ここでは特に仙腸関節）について説明いたします | 倉敷市で整体ならヨコヤマ治療室 | ブログ

骨盤矯正（ここでは特に仙腸関節）について説明いたします。

骨盤部を構成する仙骨の左側面図を使い仙腸関節を考察いたします。

仙腸関節は左右の腸骨と仙骨で構成されている関節です。

その仙骨を左側から見た図を使い説明いたします。

赤く塗っている部位を仙骨ブーツ部（仙骨耳状面）、黒く塗っている部位を仙骨ウエイトベアリング部（体重支持部）と言います。

仙骨ブーツは滑液に満たされている関節です。微弱な動作を行い脳脊髄液循環の原動力（ポンプ作用）を担っています。

仙骨ウエイトベアリングはザラザラした関節面であり、腸骨と靭帯で強固に繋がり、体重を支持している関節です。

上記の事から仙骨ブーツは正しく動作しないと機能不全を起こします。

一方、仙骨ウエイトベアリングは体重を支持する部位ですから緩む（分離・離開）と、支持機能が消失して姿勢が歪みます。

骨盤矯正（ここでは仙腸関節矯正）を行う上で重要な事は仙骨ブーツ部の問題なのか、仙骨ウエイトベアリング部の問題なのかを正確に鑑別することです。

仙骨ブーツ部の問題は腸骨が内方（IN）変位を起こし、仙骨ブーツ部を圧迫することで発生します。

仙骨ウエイトベアリング部の問題は腸骨が外方（EX）変位を起こし、腸骨が仙骨から分離（離開）することで発生します。

これらの問題で発症する症状は大雑把に表現すると、ブーツ部の問題は脊柱の痛み、内臓の症状、坐骨神経の興奮などを発症。
ウエイトベアリング部の問題は仙骨・腰仙部痛、股関節と大腿前面の前部と外側の痛み、四肢痛などを発症。

最後にクライアントの方にお伝えしたい事は！
骨盤矯正をさまざまな治療院で受けたいとお考えの場合、特に仙腸関節について、仙腸関節ブーツ部とウエイトベアリング部の機能を正しく認識している治療院を選択する判断力を養って頂きたいと言う事であります。

仙骨は動いていると言う説明だけで、体重支持機能の事について言及していない治療院は避けるべきです！

本日は治療院選択肢の一つとして骨盤矯正について言及いたしました。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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